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発行人からのメッセージ。

本は本来“多品種・少量生産”。若い研究者の精力的な研究成果や学びに必要なまとまった情報など、世に出るべき原稿が、商業出版ではなかなか出せない現状から、新たな出版の技術(オール・デジタルとPOD)の利用により低いハードルで出版できるように変わる、これがアスパラの願いです。

鈴木道典

1976年 株式会社有斐閣入社。六法全書の編集、雑誌編集(ジュリスト、法学教室)などを担当。1999年 電子メディア開発室開設、電子メディア開発室室長、取締役、常務取締役を歴任。2016年 株式会社マイクロコンテンツ代表取締役に就任。一般財団法人東京大学出版会顧問。​2018年よりイースト株式会社 デジタルドキュメント推進室 シニアディレクター

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アスパラを推薦します。

有斐閣出版部でお世話になった鈴木さんが、定年後の起業として、同社電子メディア開発室長の技能と経験を活かし、電子出版の事業を始められるという。工程はすべてデジタルで、オンデマンド本と電子書籍を同時に作る新しい出版の仕組みと聴いた。技術的なことはよくわからないが、これまでよりも専門書・学術書が出しやすくなることは理解できた。私も、これまで書いた論文や講演をまとめるのに利用させていただこう、と思っている。

東京大学名誉教授 菅野 和夫

東京大学法学部教授を定年退官後、明治大学大学院法務研究科教授、労働政策審議会会長、中央労働委員会会長、独立行政法人労働政策研究・研修機構理事長を歴任。日本学士院会員。

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紙の本の時代は終わる。そう遠くない未来、出版はデジタルに濁流のように移行していくだろう。鈴木さんはこの時代の激流を読み、そこに長年の経験と人生を賭けている。あっぱれである。問題は、鈴木さんのスピードと時代のスピードが、どこでシンクロするかである。今のところ、鈴木さんのほうが速い。日本の変化は世界の変化よりもかなり遅い。だが日本でも、時代の速度が鈴木さんに追いつく日が来れば、彼の事業は大化けするはずだ。時代を変えるのは私たち自身。だからこの際、鈴木さんに賭けてみてはどうだろう。

東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授 吉見俊哉
東京大学新聞研究所助手、助教授、社会情報研究所教授を経、組織統合で2004年から大学院情報学環教授。大学院情報学環・学際情報学府長、副学長、大学学史史料室長、東京大学出版会理事長を歴任。2017年~2018年ハーバード大学客員教授。

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